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Macro_01「マクロを始めよう」

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目次

はじめに

この記事では、以下の3つの項目を復習・整理することを目標にしています。

①マクロ、VBA、VBEの意味

②マクロのクイックスタートガイド

③VBEの構造について

それでは、よろしくお願いします。

用語説明

#マクロ(Macro)

Excelに操作の手順を覚えさせて、「自動で再現させる(自動化の)仕組み」のことです。

#VBA(Visual Basic for Applications)

Excelにマクロを教えるための「プログラミング言語」のことです。

#VBE(Visual Basic for Editor)

Excel内にあるVBAを作成するための「開発環境」のことです。

例えるなら、

・マクロ=自動調理マシン

・VBA=自動調理マシンへのレシピ文(命令文)

・VBE=レシピ文(命令文)を書く机

マクロのクイックスタートガイド

とりあえず、Excelを実際に触ってマクロを動かしてみましょう。

STEP
Excelで新規ブックを開き、先に名前を付けて保存(拡張子は .xlsm)
STEP
開発タブをリボンに表示させる

[ファイル]⇒[オプション]⇒[リボンのユーザー設定]⇒右枠の[開発]に☑⇒[OK]

STEP
[開発]→[マクロの記録]

マクロ名:TestRun(任意)
保存先:「作業中のブック」 を選択

STEP
記録を実行

例:A1をクリック⇒Ctrl+Bで太字⇒「Hello」と入力

STEP
[記録終了]を押す
STEP
マクロ(TestRun)を実行

別シートを選択⇒「Alt + F8」 を押す⇒一覧から「TestRun」を選択⇒[実行]をクリック

A1セルに「Hello」と太字で表示されれば成功です


その他実行方法①「VBEから実行/ステップ実行」

1.VBEを開くAlt + F11

2.コードを表示:左側の「VBAProject(…)」→「標準モジュール」→「Module1」をダブルクリック

3.マクロを確認Sub TestRun() ... End Sub があることを確認

一気に動かすF5(実行)

1行ずつ動かすF8(ステップ実行/黄線)

※途中で止めたい行を指定:止めたい行を選択して F9(ブレークポイント/赤丸)

→設定した行で自動停止します(慣れてきたら活用)

その他実行方法②「シート上のボタンから実行」

1.Excel画面に戻る

2.ボタンを挿入:リボンの [開発]→[挿入]→(フォームコントロール)[ボタン]

3.配置:シート上の挿入したいセルをクリック

4.マクロを割り当て:表示された「マクロの登録」ダイアログで TestRun を選択→[OK]

5.実行:以後は挿入されたボタンをクリックするだけでマクロが実行されます

マクロが動かない時のチェック項目

□黄色いバーに「セキュリティの警告」 → (ファイルが信用できるなら)[コンテンツの有効化] を押す

□拡張子が「 .xlsx 」のまま→「 .xlsm」で保存し直す

□Alt+F8に出てこない→マクロの表示範囲を「開いているブック」または「このブック」に切替

□ダウンロード直後のファイルで保護ビュー → [編集を有効にする]→[コンテンツの有効化]

□常にブロックされる→ [ファイル]→[オプション]→[トラストセンター]→[トラストセンターの設定]→[マクロの設定]で「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」にし、都度バーから有効化(推奨)

VBE

#VBEの構造

Microsoft Excel Objects」とは?

Sheet/ThisWorkbook。ブック/シートにある専用の“自動で動くイベント(マクロ)”を置く場所。

(1)ブックを開いたとき/閉じるとき

(2)シートのセルが変わったとき/選択が動いたとき

のような“イベント(出来事)”に自動で反応して動作。シート名は、左側が「コードネーム」(VBAから安全に参照)、右側が「見出し名/Name」(Excel上タブ名)。コードネームはプロパティ内オブジェクト名で変更可。

【コードネーム命名ルール】

・先頭は英字、使えるのは英数字と_(アンダースコア)のみ

・全角不可・スペース不可

・既存のモジュール名と重複不可

標準モジュールとは?

同ブック内で共有して使用できる自作マクロや関数をまとめて置く場所。道具箱のようなイメージ。汎用的な処理に使用する物をまとめておく。

※他にユーザーフォームやクラスモジュールなどがありますが、とりあえずこの2つが基本

標準モジュールはブックをまたいで共有されません。どのブックでも使いたいなら、個人用マクロブック(PERSONAL.XLSB)に保存するかアドイン化する必要があります。


#VBE内のコード入力場所

上図の赤枠内にVBAコードを入力し、F5やF8を押して実行します。


※初めての方は、こちらの記事から読んでいただけますと幸いです。

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